2020年度から大きく様変わりする、私たちの教育の考え方です。
正しい理解を深めて幼稚園選択をして頂くために。
1. はじめに
新学習指導要領で日本の教育はどうなっていくのか
- 1. これまでの教育では、知識の習得と学びの理解に重点が置かれ、与えられたタスクを早く間違いなくこなす、均一で有能な人材の育成が目標でした。これは、横並びで同じことをさせることで、集団結束力を高める組織的大規模教育及び規律重視の管理型教育といえます。
- 2. 2020年度からの教育改革は、未来を生き抜くため資質を身に着けるための教育となります。
- 3. 2020年度からは、知識をもとに能力をどう活かすのかという実用性を高めるものになります。
- 4. 答えのない問題に、他者との協働も交えながら挑み解決できる人間力の習得が目標とされています。
- 5. 来を見通すと、今ある職業のうち、49%がAIやロボットにとって代わられる可能性があります。なくなる可能性が高いのは,一般事務やレジ係、行政書士など、ルールに沿って、知識やデータをもとに行う仕事です。アメリカでは、2011年に入学した小学生の65%は、今は存在しない職業に就くと予測されています。
◇ 将来をもはや予測できない時代の中で、真にたくましく生き抜いていける力をいかに育んでいけるかが重要であると、私たちは考えています。
◇ 私たちのその一つの答えが、これからスタートする愛宕式幼児教育メソッド、知能開発クラスとポプラ英語クラスです。
2. 育てたい力
愛宕幼稚園で育てていきたい『未来を生きる力』
未来を生きる力を育むために、自主性から渉外力までの基礎となる力の芽を伸ばす取り組みを実践していきます。
-
- 保護者の世代と現代の子供世代では、求められる力が異なる
- ①思考力 自分の言葉で語れる事、疑問に思う事、手段や方法を思いつく事
- ②判断力 自分で決める 決断する
- ③表現力 自分の考えを筋道立てて分かりやすく説明する
- ④非認知能力 高める事により認知能力の発達を促す
発達を促すカテゴリー | 自主性 | 思考力 | 判断力 | 共感性 | 表現力 | 渉外力 |
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非認知能力 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
くじけない力 | ○ | ○ | ||||
想像する力 | ○ | ○ | ||||
コミュニケーション力 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
問題を発見し解決する力 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
行動する力 | ○ | ○ | ○ | |||
やり抜く力 | ○ | ○ | ||||
我慢する力 | ○ | ○ |
非認知能力、自己肯定感、他者寛容感を高める教育内容により、
他者信頼→他者貢献→他者寛容というサイクルの繰り返しで、自立を促す。
3. カリキュラムの方針
愛宕幼稚園で育てていきたい『未来を生きる力』
『自己形成の3つの学習原則』と『自己肯定感を育む3つの保育原則』を踏まえることで、
『チャレンジする力』、『立ち直る力』、『他者を思いやる心』を育みます。
①自己形成の3つの学習原則
教育カリキュラムは毎日の蓄積を基本にプログラムされており、それを日々の習慣になるように継続していくことで、学習する本人が自学自習の習慣を身に着け、それは自ら目標設定し挑戦していく探求心へと昇華されていきます。
②自己肯定感を育む3つの保育原則
私たちの保育の在り方は、『認める』ことから始まります。一人ひとりの存在を受容し、思考と行動に寄り添いながら、時に感情を共有し、また見守ります。『見守る』とは決して傍観ではなく、一人ひとりの発達段階を把握しながら、個々の課題を乗り越え成長するプロセスを、励ましながら支え、成功をともに喜ぶ伴走者の視点を持つことです。そこには大人の都合ではなく、子ども達一人ひとりの発達段階の成熟を『待つ』ことが大切であると考えています。
③本園の教育カリキュラムの狙い
子ども達が夢中になるような活動を思う存分に取り組める教育環境を整えてあげること。それは、施設や設備環境もさることながら、実は教育に携わる教師の『非認知的』働きかけが重要となります。私たちの挑戦は、子ども達に3つの心を育む3年間の長い旅であると考えています。
十分な自己の発揮と他者からの受容と承認による自己肯定感の獲得
『チャレンジする力』、『立ち直る力』、『他者を思いやる心』が育つ